オゥシーレスキュープロジェクト

ブリーダーさんへのメッセージ（子犬販売の姿勢）

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オゥシーレスキューのコーナーにご賛同くださいました某ブリーダーさんから
私たち“犬を求める側の立場”からすれば“理想”ともいえるメッセージをいただきました。
世の中のブリーダーさんの姿勢が、「こうあって欲しい」と願いながらのご紹介です。
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「子犬をどのように販売していくか」には大変な問題点が数々存在すると思います。 業として行うのであれば、割り切ってやらないとプロとはいえません。 しかしそうなると、「子犬はただの商品＝すなわち“物”」として扱われてしまいます。 母犬が辛い思いをして産んだ子犬を、母犬と共に子育てしていく私たちブリーダーは、 子育てをしている最中から、その子達と養子先のご家庭の明るい将来、 幸せな生涯を思い描きながらお世話をしているわけですから、 子犬を“物”として扱うのは許されることではないと思っております。 私の場合は、 子犬のお問い合わせをいただいた方と、よくお話をさせていただき、 十分ご理解いただいた上でお譲りさせていただいております。 時にはお断りさせていただく場合もあります。 養子に出した後も、心と体の両方の成長状態や、問題点、悩み事などを 写真やお手紙、メールでお知らせくださるよう約束もしておりますし、 疎遠になりつつある方には、こちらから定期的に連絡させていただいております。 ★我家で生まれた子犬は、どの子も分け隔てなく私の子供でもありますもの！！ 以前に、養子に出した先のご家族のご不幸で、引越しを余儀なくされた方がいらっしゃいました。 ご相談を受け、我家で引き取ることも考えながら、一緒に里親を探したこともありました。 結局は、ご家族の信頼おける方が里親になってくださることに落ち着きました。 私は、その新しい飼い主の方とも（電話ではありますが）よくお話しさせてもらい、 オゥシーのことを十分ご理解いただけるように努めました。 以後も前の飼い主さん同様、連絡を取り合っていただけるとのことで事なきを得ましたが、 もし、私共に相談もしてもらえず 「勝手によそにやられた」とか、捨てられてでもしておりましたら・・・。 そのことを考えますと、子犬の養子先を選ぶのは、慎重になってもなりすぎることはないと感じました。 中には、「子犬は確かにブリーダーの家で生まれたかもしれないが、 現在の所有者にとっては“前の飼い主さん”でしかないので、 現在の飼い主が犬をどうしようと、ブリーダーがとやかく言うのは筋違い」 と言われる方もおられるかとは思いますが、 理屈はそうであっても割り切れないものがあります。 繁殖させるには、そのくらいの深い愛情と、深い責任、深い懐が必要なのではないでしょうか。 　 今日では、あまりにも安易に繁殖＆販売させるブリーダーが後を絶たず、 スタンダードの問題、遺伝を含め病気の問題、気質の問題、 または「買ったものの扱いきれない」など、 飼い主の責任に欠けるオーナーを繁殖者が見抜けない問題など さまざまな問題点が浮き彫りになってきています。 これには、繁殖者一人一人自覚を持ち、勉強し、責任をもてば一番簡単にいくと思いますが、 これはあくまでも理想論。現実はなかなか思うようにはいかないものいです。 やはり今は、私共がこつこつ地道にやっていくより他ないと思います。 せめて我家で生まれてくる子犬だけは幸せな一生を送れるよう願いながら頑張っております。

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