sanger

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HERDING DOG

アメリカ・テキサス州ご出身のギブソンさんご夫妻のご協力により
テキサス州・サンガーという町で開催されたハーディングコンテストの模様をご紹介します。

The Lone Star Australian Shepherd Club Presents
Thanksgiving Traial
November,26th-28th,1999
John&Norma Hart　　 Sanger,Texas
11/26/1999

１９９９年１１月２６日
アメリカ・テキサス州にあるサンガーという小さな町で、オゥシーのハーディングコンテストが開催されることを知り
行って参りました。
オゥシーを飼いはじめて２年になるのですが、働いている姿をまだ一度も見たことがなかった私たち。
幸運にも主人の実家がテキサス州にあるため、お里帰りにかこつけて計画を立てたのでした。

まずドキドキしながら、出発前に主催者であるハーツさんご夫妻と電話でコンタクトを取りました。
はじめてお話しするのにも係わらず、「オゥシーを飼っている」というだけで昔からのお友達のように接してくださり、コンテストを見学したい旨を伝えたところ快く了解してくださり、その上、案内状まで事前に送っていただきました。

準備が整いさあ出発！
関空からテキサスまでは直行便で12時間。
ダラス・フォートワース国際空港からサンガーまで車で２時間半の長旅もなんのその。
コンテスト当日、ハーツさんご夫妻のお家に招待され中に入ってみると、
なんとまあ！！オゥシーグッズで埋め尽くされているじゃありませんか！！
「日本では絶対手に入らないだろうなあ」なんて、マジマジとお家の中を眺めているうちに
「さあはじまりますよ。」と声をかけられ外へ出てみると、たくさんのオゥシーたちが意気揚々と自分たちの出番を待っているのです。

思わず写真を撮りまくる私は
「あまり大きな声や歓声を上げちゃダメだよ。犬たちもみんなナーバスになってるし、気が散るといけないから。」と主人より注意を受け、あたりを見渡すと本当ににいうとおり、どの子たちもまっすぐにオーナーの顔を真剣に見つめ、次の指示を待っているのです。
影のようにオーナーの横にピッタリとくっつき、まるで地球上に自分とオーナーしかいないかのように他には目もくれない姿を見て感動しました。
「うちのビリーだったら、お友達に会えて嬉しくてはしゃぎまわるだろうな。」なんて考えながら一番目の子が出てくるのを待っていました。

主催者ハーツさんご夫婦とレッドマール

主催者のハーツ夫人がレッドマールを連れて登場してきました。
ルールは簡単で、第１ゲートで20頭ほどいる牛または羊を半分にし、10頭だけを第２ゲート、第３ゲートと移し後、来た道をもどり、最初のゲートに戻ってきたら止めてあるトラックに牛または羊を乗せ、荷台のとびらを閉めたら終了。制限時間は３０分でいかに早いかを競うものです。

さぁ出番だぞ。しっかり仕事をするんだよ！
最後は後ろに見えている青いトラックに乗せるのです。

ハーツさんが杖のようなものを振りかざすとすぐに飛び出て行き、果敢にも２０頭もいる牛の群の中を自在に走り回り、簡単に半分に分けてしまいました。

果敢にも牛の群れをまとめていくオゥシー

「なかなかやるな！」と思ったのもつかの間、第１ゲートから第２ゲートへ移す際、２頭の牛が隙をみて反対側に走っていってしまいました。
先頭の群に気を取られていたオゥシーはハーツさんの「Look behind you!（後ろを見て！）」のかけ声にすぐ反応し、素早くその２頭を群に引き戻したのです。
なんて偉いのでしょう！　言葉をちゃんと理解しているのですね。
その後もハーツさんの指示通り完璧に近い動きで、難なく２０分足らずのタイムでフィニッシュしました。

牛がこんなに言うことをきかない動物だなんて・・・
でも、それにも負けずオゥシーはタフだわ・・・

ここでは午前の部は牛、午後は大人しい羊を使ってのコンテストになります。

あんなに競技前は真剣な表情だったハーツご夫婦も、終わるとすぐに優しい表情に変わり私たちのもとにもやってきてくれました。
「素晴らしいかったです。」と声をかけると、「ありがとう。この子はすごく利口なのよ。」と微笑むハーツさんに私たち夫婦はうちのビリーのことを話してみようと思いました。
実は私たちがビリーを引き取った時、もうすでに彼は10ヶ月にもなっていてました。「犬は子犬の時から引き取らないと躾はうまく出来ない」と思っていた私たちは「ビリーにもっと早く出会っていれば、もう少しちゃんと躾をすることが出来たのに・・・」とうちあけると、「次の子は小さいとき虐待を受けていたのを保護したのよ。」と言われ、目を向けるとそこにはとってもかわいらしい雌のブルーマールがスタートしようとしていました。
その子もハーツさんところのレッドマールと変わらないパフォーマンスを見せ、大いに観客を沸かせてくれました。虐待を受けた子がここまで出きるとは・・・　正直ショックを受けた私たちは、同時にビリーの躾に対して逃げ腰だったように思い反省しました。

彼女が虐待を受けていたなんて信じられません。
今ではこんなにお腹も見せてくれるのです。

みなさん、なんて素晴らしい人たちなのでしょう。
みんな競技の合間に私たちのところへ来てくださって「日本のオゥシーのこと」「岡本さんのホームページ」のことなど、いろいろお話しするチャンスがありました。
やはり日本のオゥシーの現状を心配されてはいましたが、岡本さんのサイトなどで、「オゥシーのことをもっとよく知ってもらおう」という動きがあることはとても素晴らしいことだと喜んでいらっしゃいました。
虐待を受けたり、捨てられたり、アメリカでもオゥシーの気質をよく知らないで飼い、無責任な行動をとる人はたくさんいるようです。
一人でも立ち上がってオゥシーのことを世間に広く正しく知ってもらうことは、無責任な飼い主を減らす第一歩に必ず繋がることをハーツご夫妻に教えられました。

毎週火曜日にいつも来て練習をしていらっしゃるそうです。

今回、海を越えて素晴らしいオゥシーのオーナーさんに出会い、素晴らしいオゥシーたちのパフォーマンスを目の当たりにして、「参加しよう」という動機を与えてくれたうちのビリーに感謝します。
これからは少しずつでもオゥシーのオーナーとして恥ずかしくないような行動をしようと心に決めたのでした。

James and 仁子 Gibson
ギブソンさんへのメールはこちら

ハーツさんご夫妻の牧場に着くと、この看板が最初にお出迎え。
オゥシーのセキュリティシステムだったら怖いものなし!?

ハーディングドッグショーの動画はこちら

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The Lone Star Australian Shepherd Club Presents Thanksgiving Traial November,26th-28th,1999 John&Norma Hart　　 Sanger,Texas 11/26/1999
１９９９年１１月２６日アメリカ・テキサス州にあるサンガーという小さな町で、オゥシーのハーディングコンテストが開催されることを知り行って参りました。オゥシーを飼いはじめて２年になるのですが、働いている姿をまだ一度も見たことがなかった私たち。幸運にも主人の実家がテキサス州にあるため、お里帰りにかこつけて計画を立てたのでした。まずドキドキしながら、出発前に主催者であるハーツさんご夫妻と電話でコンタクトを取りました。はじめてお話しするのにも係わらず、「オゥシーを飼っている」というだけで昔からのお友達のように接してくださり、コンテストを見学したい旨を伝えたところ快く了解してくださり、その上、案内状まで事前に送っていただきました。準備が整いさあ出発！関空からテキサスまでは直行便で12時間。ダラス・フォートワース国際空港からサンガーまで車で２時間半の長旅もなんのその。コンテスト当日、ハーツさんご夫妻のお家に招待され中に入ってみると、なんとまあ！！オゥシーグッズで埋め尽くされているじゃありませんか！！「日本では絶対手に入らないだろうなあ」なんて、マジマジとお家の中を眺めているうちに「さあはじまりますよ。」と声をかけられ外へ出てみると、たくさんのオゥシーたちが意気揚々と自分たちの出番を待っているのです。思わず写真を撮りまくる私は「あまり大きな声や歓声を上げちゃダメだよ。犬たちもみんなナーバスになってるし、気が散るといけないから。」と主人より注意を受け、あたりを見渡すと本当ににいうとおり、どの子たちもまっすぐにオーナーの顔を真剣に見つめ、次の指示を待っているのです。影のようにオーナーの横にピッタリとくっつき、まるで地球上に自分とオーナーしかいないかのように他には目もくれない姿を見て感動しました。「うちのビリーだったら、お友達に会えて嬉しくてはしゃぎまわるだろうな。」なんて考えながら一番目の子が出てくるのを待っていました。
主催者ハーツさんご夫婦とレッドマール
主催者のハーツ夫人がレッドマールを連れて登場してきました。ルールは簡単で、第１ゲートで20頭ほどいる牛または羊を半分にし、10頭だけを第２ゲート、第３ゲートと移し後、来た道をもどり、最初のゲートに戻ってきたら止めてあるトラックに牛または羊を乗せ、荷台のとびらを閉めたら終了。制限時間は３０分でいかに早いかを競うものです。
さぁ出番だぞ。しっかり仕事をするんだよ！最後は後ろに見えている青いトラックに乗せるのです。
ハーツさんが杖のようなものを振りかざすとすぐに飛び出て行き、果敢にも２０頭もいる牛の群の中を自在に走り回り、簡単に半分に分けてしまいました。
果敢にも牛の群れをまとめていくオゥシー
「なかなかやるな！」と思ったのもつかの間、第１ゲートから第２ゲートへ移す際、２頭の牛が隙をみて反対側に走っていってしまいました。先頭の群に気を取られていたオゥシーはハーツさんの「Look behind you!（後ろを見て！）」のかけ声にすぐ反応し、素早くその２頭を群に引き戻したのです。なんて偉いのでしょう！　言葉をちゃんと理解しているのですね。その後もハーツさんの指示通り完璧に近い動きで、難なく２０分足らずのタイムでフィニッシュしました。
牛がこんなに言うことをきかない動物だなんて・・・でも、それにも負けずオゥシーはタフだわ・・・
ここでは午前の部は牛、午後は大人しい羊を使ってのコンテストになります。
あんなに競技前は真剣な表情だったハーツご夫婦も、終わるとすぐに優しい表情に変わり私たちのもとにもやってきてくれました。「素晴らしいかったです。」と声をかけると、「ありがとう。この子はすごく利口なのよ。」と微笑むハーツさんに私たち夫婦はうちのビリーのことを話してみようと思いました。実は私たちがビリーを引き取った時、もうすでに彼は10ヶ月にもなっていてました。「犬は子犬の時から引き取らないと躾はうまく出来ない」と思っていた私たちは「ビリーにもっと早く出会っていれば、もう少しちゃんと躾をすることが出来たのに・・・」とうちあけると、「次の子は小さいとき虐待を受けていたのを保護したのよ。」と言われ、目を向けるとそこにはとってもかわいらしい雌のブルーマールがスタートしようとしていました。その子もハーツさんところのレッドマールと変わらないパフォーマンスを見せ、大いに観客を沸かせてくれました。虐待を受けた子がここまで出きるとは・・・　正直ショックを受けた私たちは、同時にビリーの躾に対して逃げ腰だったように思い反省しました。
彼女が虐待を受けていたなんて信じられません。今ではこんなにお腹も見せてくれるのです。
みなさん、なんて素晴らしい人たちなのでしょう。みんな競技の合間に私たちのところへ来てくださって「日本のオゥシーのこと」「岡本さんのホームページ」のことなど、いろいろお話しするチャンスがありました。やはり日本のオゥシーの現状を心配されてはいましたが、岡本さんのサイトなどで、「オゥシーのことをもっとよく知ってもらおう」という動きがあることはとても素晴らしいことだと喜んでいらっしゃいました。虐待を受けたり、捨てられたり、アメリカでもオゥシーの気質をよく知らないで飼い、無責任な行動をとる人はたくさんいるようです。一人でも立ち上がってオゥシーのことを世間に広く正しく知ってもらうことは、無責任な飼い主を減らす第一歩に必ず繋がることをハーツご夫妻に教えられました。
毎週火曜日にいつも来て練習をしていらっしゃるそうです。
今回、海を越えて素晴らしいオゥシーのオーナーさんに出会い、素晴らしいオゥシーたちのパフォーマンスを目の当たりにして、「参加しよう」という動機を与えてくれたうちのビリーに感謝します。これからは少しずつでもオゥシーのオーナーとして恥ずかしくないような行動をしようと心に決めたのでした。
	James and 仁子 Gibson ギブソンさんへのメールはこちら
ハーツさんご夫妻の牧場に着くと、この看板が最初にお出迎え。オゥシーのセキュリティシステムだったら怖いものなし!?