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オゥシー FAQ

 

022 Part2

 updated on 02.April.2002


Mさんのケース

我が家には8歳、6歳、3歳の息子と1歳前のメスのオゥシーがいます。
子供とのバトルは色々あります。

私たちも、子供たちと犬の上下関係が確立されていない間は心配していましたが
案の定、1番最初のバトルは3男坊とでした。
3男の口をかなり強く噛みました。下唇が切れてけっこう出血しました。
遊びの中で興奮した時にやってしまったようです。
私が犬のマズルを強く握りしめながら鼻先を3男の口につけて「いけない!」叱りました。

 その後すぐのクリスマスイヴの夜、今度は次男の頬に噛み付きました。
犬歯がプッスリと綺麗に刺さり、次男の頬から血がタラリと垂れていました。
クリスマスの夜だから家の中でみんなで賑やかに過ごそうとしたので
いつもとは違う家の中の雰囲気に興奮してしまったのだろうと思います。
次男とも上下間関係が確立されていませんでしたから仕方がないかとは思いますが、
この時は、かなり厳しくおこりました。
外に追い出して泣きじゃくる次男の前にマズルをつけ
「ピーピー」と許しをこう愛犬のお尻を2、3発叩きました。

その後、突き放して放置しておきましたが、しばらく私のところに寄ってこれなくなりました。
よほどショックだったのでしょう。
こちらもショックだったので悩みましたが、躾を基本からきちんとやることにしました。

未だに次男とは関係が難しく権勢を張り合う場面が見られます。
基本的に仲の良いことが多いのですが、しつこくされたりすると時々、脅されています。

これに比して、3男は相手にもされていません。
「out of 眼中」とはこういうことかと思う程、完全に無視されています。かわいそうな3男です。

長男はお散歩はまだ、一人ではできませんが、かなり言うことを聞かせています。
少なくとも唸られたりすることはありません。


とにかく生後半年くら いまでは、動くものすべてに反応し、追い掛けていたので
子供たちはよく飛びつかれていま した。3人とも数枚のTシャツに穴があいていました。
長男は、飛びつかれないように、彼女が猛進してきたらピタッと止まって
クルッと後ろ向きになっていました。彼なりにあみ出した対処ですが、これは非常 に効果的でした。
目標物が急に制止すると目標物そのものを見失ったかのように傍らを通り過ぎるのです。
タックルでもしそうなものですがしません。これが不思議です。
正面を向いていると顔や胸にタックルします。(もちろんその時は こちらも膝を出します。)
しかし、後ろ向きになると通り過ぎるのです。

最近は何と次男のコマンドを聞くようになりました。
やはり、給餌の時に「スワレ、オテ、フセ、マテ」のコマンドを次男にやら せたのが良かったようです。
かなり、速効性がありました。でも、まだ次男の「コ イ」には反応しません。


今、我が息子たちと愛犬がハマっているスポーツは「サッカー」です。
韓国土産にもらった2002FIFA.World Cupのロゴ入りサッカーボールは
彼女の噛み付きドリブルによって既にボロボロになっていますが、本当に彼女はサッカーがうまい!
特にディフェンスは絶品です。
長男 は彼女をドリブルで抜けません。見事な吸付きディフェンスです。

3人と1匹でやるミニゲームは最高です。
オゥシーは、人間の子供に負けないくらい無邪気で元気です。
そして、目を見張る程の身体能力があります。
子供とはいつまでもはしゃぎまわっています。
鬼ごっこは、時を忘れてやり続けます。延々とやっています。


今まで、トラブルは確かにいろいろありましたし、これからもあるでしょう。
しか し、愛犬は本当に遊びが好きだし、人間の子供のいい遊び仲間です。
まだ、人 間の子供を思いやるには、彼女自身も幼すぎるようですが、
きっと、子供を守り、癒してくれるような愛情深い家庭犬になってくれるものと思っています。

次男は長男と喧嘩したり、私達に叱られて「しょんぼり」した時には、必ず愛犬のところに行きます。
彼女は、そんな次男に「ハア、ハア」と熱い息を吐きかけています。
次男は一時期、愛犬のことを「恐い」と言ったことがありました 。
ですが、今ではなくてはならない友だちです。


はじめは何ごともすんなりとはいきません。
オゥシーのような賢い犬は、教えがいがあります。
その意味でこれからが、ますま す楽しみです。
(でも、フリスビーだけは上達しないなあ。教え方が悪いんだな、 きっと。)

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