＜オゥシ−と十分接してあげられる時間的、体力的そして物理的余裕＞
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

遊びが足りないと破壊行動を起こします。
天の場合「遊びたかったらおもちゃを持ってきなさい」と教えたので、おもちゃを持って来て、人のそばにボトッとわざと落とします。それを無視していると、その辺にある書類やソファ−のクッションに八つ当たりです。また、留守番をさせるとありとあらゆる物が破壊されました。
また、餌代、定期的な予防注射、首輪やブラシなどの備品、それから天は生後４ヶ月からこちらの風土病にかかったので、その治療費などなどとても費用がかかりました。多い時は、薬代だけで一月４万近くになり、そのほか診察代、検査代がかかりました。

＜うまく仕事を与える＞
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

オゥシ−は仕事を持つために生まれてきた犬です。
ですからまとめる家畜がいないと何か仕事を探し出そうとします。
天の仕事は、私のお守りのようです。私が外に出れば外に出るし、家の中に入れば一緒に入ってきます。お昼寝をすれば一緒にベッドのそばに寝ますし、どんなによく寝ていても私がちょっと隣の部屋にいくと一緒について来ます。我が家は車庫と家が離れていて、車庫に洗濯機が置いてあります。夏になるとその車庫と家の間の庭に大嫌いなトカゲがたくさんいて、天がいなかった時は満足に外に出られませんでした。しかし、彼が来てからは、トカゲを追い払ってくれるので安心して後についていけます。「天、車庫に行くよ」と言うと、さっそうとして車庫に行ってくれます。これも、本人が自分の仕事と自覚しているのではないかと思います。

＜オ−ナ−としての自覚と強い姿勢＞
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

犬は群れで行動する動物ですから、上下関係をはっきりつけます。賢い犬ほどリ−ダ−シップをとろうとします。私は天をとても甘やかし、小さい頃はあまりきつく躾ませんでした。しかし、主人は、普段はとてもかわいがる反面、悪いことをした時には「キャン」と鳴くほど体罰を与えたりしました。その結果は歴然。主人がいる時は、どんなに遊び足りなくても破壊行動は起こしません。おもちゃを持ってしつこく「遊ぼう」と誘うのを「駄目」と言うと諦めます。私の場合は、服を引っ張られたり、上にのしかかられたりします。挙げ句の果てに破壊行動です。これは、私の態度を改め、天も大きくなるに従って改善されて来ました。

＜家族同然の愛情＞
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

天は、私がいつも話し掛けていたので、英語と日本語を理解します。物の名前もたくさん知っています。例えば、私達「ダディ−、マミ−」や動物の名前、ご近所のガ−ルフレンド犬「ロクシ−」、各々のおもちゃの名前などです。また、「お散歩、行く？」と言うととってもはしゃぎ出しますし、「あれっ、誰か来たんじゃない?」と言うと「ウ−ッワン、ワン」と吠え出します。寂しかったり落ち込んだりしている時は、そばに来て顔を舐めてくれるし、私達が夫婦喧嘩をすると心配そうにウロウロ周りを落ち着きなく歩いて、仲直りすると「ぼくの出番じゃないね」と言ったようにそばで寝始めます。