＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
八ヶ岳からの風便り①
PETショップで２歳目前まで育ったオゥリ君が八ヶ岳に迎えられて１年が過ぎました。
オゥリ君の新しい生活とは？？里親・成犬からの飼育とは？？
八ヶ岳から届いたお便りを紹介しています。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
～はじめに～ オゥリを我が家に迎えて、もうすぐ１年になります。 ～別れと出会い～ １９９９年冬、 「もう、しばらく犬は飼わない」・・・そう決めた私たちは、 現在は、犬の大きさもまるで気にならないのですが 書籍資料では、まだまだ見かけることの少ない犬種でしたが ～オゥちゃん～ 購入、あるいは里親に応募するにせよ、 「この子は私たちを待っている」、
オゥリとの出会いや、山での暮らしのようすをまとめようと思いつつ
次々と変わってゆく彼のようすや、意外な発見が多くてなかなか、手をつけることができないでいました。
八ヶ岳にも、遅い春が訪れようとしている今、ようやく、この１年を振り返ってみることにしました。
１２年を共に過ごしたビアデッド・コリーのタウザーとの別れは突然やって来ました。
年のせいか疲れやすくはなっているのには、気づいていたのですが
いつも通りの散歩の途中に倒れ、
わずか２晩苦しんだだけで、クリスマスの朝に旅立っていってしまいました。
私たちが、東京からここ八ヶ岳に移り住むことに決めたのも
「自然の中でのびのびと遊ぶ犬の姿が見たい」というのがキッカケのひとつでしたので
なんだか生活の中心を失ってしまったようで、ただただ悲しい日々が続きました。
「これからは、どこにでも身軽に出かけられる」と思ってもみたのですが
実際はタウザーなしでは、どこにも行く気にならないのです。
やがて、「心の穴を埋めてくれるのは、やはり『犬』の存在」だということに気づき、
すぐではないけれど、いずれ迎えるのために、犬の本、雑誌などを眺めている・・・
という日々が始まりました。
その頃の私は、散歩中に倒れたタウザーを抱えて帰れなかったことが深い心の傷になっていたので、
次の子を迎えるとしたら、「抱いて歩ける大きさの犬を・・・」と考えていました。
中型犬で、そして扱いにくい面もあると知りつつも、
やはりハーディング・グループで、出来れば手入れがしやすく・・・などの条件で探しているうちに、
一番気になりだしたのが「オゥシー」でした。
幸いにも「ＢＵＺＺ君のサイト」に会えましたので、
たびたび訪問して、気質のこと等いろいろ勉強させていただいているうちに、
「オゥちゃん」の存在を知ったのです。
当然のように「子犬」を迎えるつもりでいた私たちのとっては、
最初、２才目前の『オゥちゃん』の存在は、「気にはなるけれど・・・」程度のものでした。
でも、やがてサイトに伺うたび『オゥちゃん』のページを開いては、３枚の『オゥちゃん』の写真を眺め、
岡本さんの心のこもったメッセージを何度も何度も読み返すようになっていました。
サイトで紹介されていた頃の『オゥちゃん』
そんな、まったく根拠のない思いが、日々募りはじめました。
成犬を迎えることに対するとまどいも、不安もありましたが、
前の犬を失ってみて、自分たちがどれだけ「犬の存在」に支えられていたか、身にしみて感じていたので、
『オゥちゃん』がどんな子でも、予期せぬ問題が起こっても、受け入れられる気もしました。
それでも、相手は生き物ですし、長い時間を共に暮らす訳ですから、
「一度会ってから決めることが大切」
「もし、どうしても相性が悪そうだったら、お互いのためにも冷静に判断しなくては」、と
八ヶ岳の長く厳しい冬が終わるのを待って、奈良へと出かけてゆくことにしたのです。
オゥリ君へのメールはこちら
オゥリ君のサイトはこちら
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
前のページ（オゥシーレスキュー・オゥリ君）に戻る 八ヶ岳からの風便り②につづく