_____________________________________________

八ヶ岳からの風便りE

PETショップで2歳目前まで育ったオゥリ君が八ヶ岳に迎えられて1年が過ぎました。
オゥリ君の新しい生活とは??里親・成犬からの飼育とは??
八ヶ岳から届いたお便りを紹介しています。

成犬を迎えるということ    そして、春

_____________________________________________

□■□ ようこそ、オゥリ! □■□

成犬を迎えるということ

オゥリを家族に迎えて思うのは、
「成犬を迎えるということは、決して特別なこと、大変なことではない」ということです。

オゥリを迎えるまでは、私たちも、「犬は子犬から育てるもの」と漠然と考えていましたが、
実際には多くの方が、成犬を迎え 新しい家族として一緒に暮らしていらっしゃることも知りました。
大事なのは、成犬を飼うか、飼わないか、ではなく、
「その犬と自分がどこまでつきあえるか」ではないでしょうか?
そのことは、子犬であろうと成犬であろうと変わりはないと思います。

成犬からの飼育をあえてお進めする訳ではありませんが、
犬を飼う上では、成犬であることが障害になるようなことは少ないでしょう。
可愛いのも、大変なのも、まったく同じ。
子犬だって、いずれは成犬になるわけですから・・・。

ただ、
犬の性格やそれまで飼われていた状況は、ケースごとに違いますし、
一口に成犬といっても、1歳未満である場合は、犬種によっては、まだまだ子供です。
1歳以上4〜5歳までの場合や、あるいは老犬の場合など・・・
年齢によっても それぞれ異なってくると思います。

また、迎える側の事情もあります。
「犬とどのようにつきあいたいか」や、犬に関わることのできる時間の長短、家族構成など・・・

成犬を迎えるという選択が、そして対象となる犬のタイプが自分の状況に向いているかどうか、
慎重に判断する冷静さは必要だと思います。

成犬を飼うということで、私なりに感じたことを参考までに並べてみます。

 

● 良いと思える(思えた)こと ●

子犬に比べ、トイレの躾などに手がかからない
※躾られていなくて、教えるのが大変だった事例も聞きました

すぐ一緒に出歩くことができる

迎える前に性格がある程度わかる

犬種を特定しない場合(MIXなどの場合)、成長後の体格がわかる

 

● 注意して欲しいこと●

運動能力が高い
※子犬から飼っていて、だんだん大きく重くなるわけではないので、思わぬ怪我をしたりします

身に付いた癖は矯正しにくい
※不可能というわけではありませんが、ある程度の訓練経験が必要かもしれません

 
甘えるのが上手。叱られても甘えて誤魔化そうとするオゥリ

 

そして、春

今年の八ヶ岳は雪が多く、あたりはまだ一面の銀世界です。
それでも、雪の下で、凍った梢の先で、春が確実に育っている感じがします。

そして、八ヶ岳に遅い春が来れば、オゥリが我が家に来て丸1年になります。

春を迎えたら、思いっきり遊べるようにと迷った末、先日去勢手術を受けました。
もしかしたら、より甘えん坊さんになってしまうかもしれません。

犬と暮らしている方は、よくおわかりと思うのですが、
彼らとの暮らしは一喜一憂の繰り返し。
今日はイイコと思っていても、翌日には よその子とケンカをしたり、脱走してみたり・・・。

でも私たちは、彼らから何より大切な「元気」をもらっていますよね。
私たちも、大きな子犬を迎えたつもりで、
オゥリにいろいろなことを教え、新しい世界を経験させようとしていますが、
実際には、それ以上に 素晴らしい出会いを与えてくれているのはオゥリなのだと思います。

去年の春はここにいなかったオゥリが、今はかけがえのない存在となって私の側にいてくれること・・・
そんなオゥリと、遠い距離を超えて出会えたこと。
オゥリを通じて、たくさんの方々と知り合えたこと。
そして何より、素敵な縁結びをしてくださった岡本さんに、
この場をお借りして、心からの感謝をお伝えしたいと思います。

 


キッチンを「監視」するオゥリ

 

 

2001年3月 岩井眞由美

オゥリ君へのメールはこちら
オゥリ君のサイトはこちら

___________________________________________ 

ページの最初に戻る
八ヶ岳からの風便りDに戻る  八ヶ岳からの風便り@に戻る お里帰り風景

オゥシーレスキュー・オゥリ君に戻る

トップページに戻る